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104-107_悪役のエンディングは死のみ ネタバレ外伝1

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黄金竜の牙で命は助かったカリストですが、完璧に体を治してくれたわけでもなく、レイラの呪いが込められた傷は簡単には再生されなかった。 遠い他国の魔法使いまで呼んで傷を綺麗にしたが、なかなかその傷は治らなかった。 まだ即位していない皇太子カリストにはやらねばならないことがたくさんあったが、毎日ペネロペの元を訪れていた。 「わざわざこっちに来ないで、部屋で休んでください」 「ダメだ」 カリストは首を横に振った。 「眠っている間に、あなたが逃げてしまったらどうするの」 「私がどこに行くと?」 「どこへでも」 長い眠りから覚めた彼は、驚くほど私の不在に執着した。 その証拠に、イヴォンヌが死んだ後、私は皇太子宮から一歩も出ることができなかった。 公爵が会議ごとに彼を執拗に苦しめるのも、見方によっては「私を家に帰らせて欲しい」という抗議かもしれない。 「あなたのせいで、がんになった体も諦めたのに、今になってどこに行くんだよ!」 と、たまに叫んでしまいたかったが、そうしない理由は、強迫的に自分の存在を確認するカリストの指先が依然として震えていたから。 「殿下」 私は繋いだ手をゆっくりと引き寄せ、依然として断続的に震える指の上にそっと口を近づけた。 「私はどこにも行きません。そして、どこに消えても追いかけてくるって言ったじゃないですか」 「地獄の果てまで追いかけなくちゃ」 そして、ペネロペは・・・というと、皇居の魔法使いたちの会議に出席し、アルキナ諸島から遺物を移し、真実の鏡を復活させようとしていました。 ヴィンターを助けるために。 翌日、遺物復元現場に歩いて行った、 公爵邸に戻れないようする奴のため、皇居で特にやることがなかったが、 「ヴィンターが死んでいるか行きているかは、自分の目で確認しないと!」 エンディング後、一度もクエストの窓が開いたことはないが、見つけられなかったイクリスの死体も、戻ってこないヴィンターも、何一つ明確なものがなかった。 レイラによって弾圧を受けたせいか、帝国には意外にも考古学を研究する人々が非常に少なかった。 取り違えると砕けるかもしれないほど古い遺物を手当たりしだいに扱う姿に、ただ立って見てばかりいられず、腕まくりをして何度か関与すると、「真実の鏡」復元現場はますます内部の管轄になっていた。 そして、皇居内ではペネロペに関するいろいろな噂が流れていた。 一緒に昼食を食べている時、カリストは・・ 「あの噂はね、どうせすぐ結婚したら訳も無い話だから気にしないで」 「結婚・・・?」 「そうね、戴冠式と結婚式を同時に行うには、あれやこれやぶることが多かった」 彼が会議で年寄りたちとのトラブルが起きた理由を説明した。 「どうも前例にないことだから、老人たちが心配するのも・・・」 「ちょっと待って、誰の結婚式なんですか?」 「え?」 私はそれ以上我慢できなくなって、彼の言うことを遮って聞いた。 カリストが呆れたように答えた。 「当然私たちの結婚式だよ」 「え?」 「皇帝の戴冠式に皇帝以外に結婚する狂った人間がどこにいるだろうか」 「これ・・・もしかしてプロポーズですか?」 「そんな面倒なことを必ずしないといけないのかな?」 空笑いしかでなかった。プロポーズならいっそ断ろうとした。 しかし、そうでもないと言う。それに、 「そんな面倒なこと・・・?」 世の中にこんな風に結婚を考えている人が一体どこにいるというのか。あきれて気が遠くなり、私はどぎまぎしたが、やっと言い返した。

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