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93-95_悪役のエンディングは死のみ ネタバレ

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目を開けると、古代レイラの墓は嘘のように消えていた。 壊れた商会内部を確認し、少し虚しくなった。 イヴォンヌが凄まじいラスボスであるだけでは足りず、彼女に太刀打ちできる人が本当に私だと実感した。 ここを自分の手で爆破しなければならなかったヴィンターは、どんな気持ちだったのだろうか。 ああ、だから私が持ってるって言ったのに! イヴォンヌに不意をつかれたヴィンターに怒りがこみ上げても、燃え上がる炎で縛られたことが思い出されると、怒りを鎮めるしかなかった。 欠片を二つ持っていても、大きな違いはなかったから。 イヴォンヌの言葉通り、私には有意義な人質が思ったより多かった。 小さな亀裂さえ出す間も無く二人とも不破割れていたら本当に答えもなかっただろう。 ヴィンターが燃え上がる真穂人に縛られたのは彼が自ら招いたことだ。 過去、イヴォンヌを愛し、レイラを助けることに一役買った彼は、世界が滅亡する直前、自分の罪を悔いて時間を戻した。 そして記憶を失ったまま回帰した今、再びタブーを行なってすべてを知った彼は、自ら過去の時間に向かった。 私がイヴォンヌを殺すのに失敗して、レイラが世界を飲み込むようになればまた時間を変えるために。 __永遠に繰り返します そうして、私は戻って皇太子に私が聞いたことを知らせるために、大通りに出て馬車に乗って公爵邸に帰るつもりだった。 早朝だったせいか、街は閑散としていた。 馬車を捕まえるにはかなり待たなければならない・・・ 皇居が反乱軍と恐ろしい怪物に占領されたことに比べて、平和な光景だった。 しばらくの間、路地ん入り口に立って馬車を待っていた。 遠くから馬車がゆっくりと入ってきた。 馬車を呼び止めようとした私は、近づいてくる馬車の姿を見てがっかりした。 数頭の馬と、大きくて高級な本体。 馬車は貴族が乗る種類のものだった。 メイドが朝食を持ってくる前には帰らないといけないのに! どうすればもっと早く公爵邸に戻ることができるのか考えていた時、そのまま通り過ぎると思っていた馬車が私の前で止まった。 豪華な馬車のドアを開けて降りてきた人を見た私は、そのまま凍りついた。 「・・・ご主人様」 イクリスだった。 「ここにはどうやって・・・」 反射的に聞いた私はすぐ黙った。 「乗ってください」 じとt私を眺めていたやつが、ゆっくりと私に手を差し出した。 その言葉を聞いて、おとなしく馬車に乗るはずがなかった。 私は他に魔物がいるかどうか、馬車の周りを見回した。 幸い、お踊りの真ん中に魔物が現れることはなかった。 その代わり、覆面で顔を隠した武装した男らが一人、二人と飛ぶ出して馬車を取り囲んだ。 逃げようとする動きに私は棒をしっかり握った。

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