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ウサギの校舎-7

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三日目になってしまった。 もちろん、思いだせる限り生きてきた中で最悪の気分だ。 全校生徒は校堂に呼ばれて、爽へ、黙祷を捧げた。それで終わり。  しかし花と違い、静は爽の死体を、見た。瞳孔が開いていたのは、廊下が既に補助電灯以外消灯していて薄暗かったからかも知れない。しかし呼吸は止まっていた。  それを確認してから、静自身がエマージェンシーコールしたのである。 短い黙祷の間、静は俊郎を探した。 表情に翳りはあったが、それほど思い詰めた風でもない俊郎の姿を見付ける事ができた。彼は、カウンセリングでいくばくか落ち着いたのだろうか? ホッとした。 逆に静の方が追い詰められた形になってしまったが。 昨晩は、カウンセリングの先生が言った「ペナルティ」ということばに思いを巡らせていた。 「ペナルティ」とはつまり、静の眼前で爽が死ぬことだ。それにより今日のディスカッションで静が犯人であるという疑惑を深める…事なのではないだろうか。

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