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ウサギの校舎-4

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目が冷めた直後、自分の不安や焦燥の悲鳴が、脳にこだましていた。 一体なんだったの。 いくらなんでも、怖がり過ぎだわ。 自分に腹が立った。確かにこの問題は成績に考慮されると言われた。 しかし、裏を返せばそれだけだ。美香と違い、学内の優等生ではない静は、自分の成績をあまり気にしない。 花の死の真相のことも気にせず、二日後に適当な解答を用意すればいい。そういう考えが、幾度となく頭をよぎるが、いつの間にか花がどうやって殺されたのか、そればかり考えてしまう。 ホームルームの時間。 「では、各自夕食まで自由に過ごしてください」 スピーカーがそう言ったころを見計らい、静は手を上げた。 「どうぞ」 「あの、聞いても良いですか。この中で…一昨日亡くなった花の死について、何か知っている人はいないでしょうか。もしかしたら、うっかり殺してしまったとか?」  クラスがどよめいたが、手を挙げる者は一人も居なかった。そもそも、既に死んでいる者の事を気にすること自体、尋常ではない。 あいつ、ついにおかしくなったか?と、揶揄されているジェスチャーが目に入った。

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