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二浪日記153化学154イチローと化学155負けず嫌いじゃない156のめり込める

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153話 化学をやっている場合じゃない、再び

今日イチローは キャサリンにも 「化学なんてやってる場合じゃないよ」 と言われたらしい。 ちょっと前に、イケメン先生からも 言われたそのセリフ。 どうも真意がつかめないでいる。 まあ、英語がおぼつかないのは事実だ。 Wの英語なんて、正直歯が立たない。 それどころか それより下の大学であっても 上手いこと点が取れないのを  キャサリンは相当危惧しているのだろう。 石にかじりついてもやる! そういう感じがイチローには確かに少ない。 勉強時間は取っている。  娯楽の時間はほとんどない。 ただ、その、勉強時間の濃度が問題なのかもしれない。 彼は勉強しようとしているだけで、  本当の意味の勉強をしていないのかもしれない。 私はそこがいつも不安になる。 例えばこういうケースは勉強したと言うのだろうか。 2時間部屋にこもって、単語熟語音読をやった。 でも単語も熟語も頭に入らなかった。 私はこういうのは勉強したとは言えないのではないかと思う。 だって、2時間前と何も変わっていない気がする。 でもW大の有さんは、メルマガの英単語の覚え方でこう書いている。 「単語帳の単語に何回も目を通してください。 一回目で1割も覚えらなくても大丈夫です。 そして、二回、三回、四回、...と続けてください。 最初は1割しか覚えられなかったのが、 次第に2割、3割..と覚えてゆくのが実感できるはずです。」 ということは、 今の2時間で、頭に入らなかったとしても、 次の2時間では少し入り その次の2時間ではまた少し入る だとしたなら、頭に入らなかった今の2時間も 必要な階段の一段で、勉強したうちに入るということだろうか・・・。 そんなことを考えてても、よく解らないから、 私はイチローを捕まえて英語の進捗を聞いてみた。

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