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二浪日記109話3度目の天王山:英語110話物理111話数学112話過去問対策

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109話 3度目の天王山:英語面談

夏は受験の天王山。   私は3度目の天王山に向け、イケメン先生と面談をしに塾へと向かった。 教室になっているデザイナーマンションの一室に入ると 机の中央にはいろんな参考書や過去問や見慣れた単語帳やらが 小山を築いていた。 イチローと先生は授業を終えたところらしく 小山の向こうで並んで座っていた。 私は先生とそれらをはさむように座ったので イチローが斜め前の位置にいた。 イケメン先生は私が落ち着くのを待ってから話し出す。 第一声はこうだたった。 「そうですね・・・、では、まず英語から。」 うわっ・・・英語・・・ねぇ。 イチローはキャサリンから 夏までに単語をしっかりと覚えないと間に合わないわよ そうはっきり言われたらしいしな・・・。 厳しいことを言われそうだよな・・・。 聞くのが怖いけど、 「止めてください 」 と言うのも変だ。(当たり前だ。何しに来たんだ。) 地味に引きつっている私に気づくはずもなくイケメン先生は続ける。 「英語はキャサリン先生が特別プログラムを組んでおり イチロー君(息子)だけは 全く別のプログラムで勉強をみてもらっています。 W大の英語を半分得点できることを目標にしていますので R大やS大などの英語については全く問題なくなります。 W大は半分がやっと、とのことで戦力にはならないのですが、 大きな穴にもなりません。」 ヽ(゚◇゚ )ノ は?今なんと? W大半分って言った? あの難解な、問題文にすら日本語が一つも出てこない 最初っから最後まで英語しか書かれていないあのWの英語を? 去年は 「英語は無理。諦めたほうがいい。」 と分類したウチの息子を、今年は 「W大入試英語ハーフレベルまで指導をする。」 と? 本当にあのキャサリンが言ったのかい ? キャサリン先生はベテラン中のベテランなので 彼女の中でオリジナルのベストカリキュラムが確立されている。 それについて行ければ 間違いなく難関大レベルまでの力が付く。 彼女は長年かけて培った その完成されたカリキュラムを決して崩そうとはしない先生だ。 キャサリンの授業を受けたければ 今まで使っていた教材のすべてを捨てて、 キャサリン式に切り替え、あれこれ注文は出さず、 全て一任するのが条件だった。 それを今回、 そのベストカリキュラムについていけない キングオブ落ちこぼれのイチローのためだけに 「二浪限定 短期特別完成プログラム」 を考案してくれたらしい。 (ノ゚ο゚)ノ  さっすが究極の個別指導。 もちろん、取れます、とか  取らせます、とか言っているわけではない。 そこを目指して指導をすると言っているだけだ。 解っている。 でもだ。 去年は 「英語を勉強するより、他の教科をやったほうがまだ可能性がある。」 とまで言われていたのだからそれに比べたらすごい進歩だ。 ((((((ノ゚⊿゚)ノ 「2年間という時間があっても、英語をまともにしてやれないなんてアタシのプライドが許さないのよ」 BYキャサリン ってところなのかも知れない。 前に、 「英語は語学なので時間をかけてもよければ(3年以上)、苦手な子であってもどうにか、こうにか、するけれど9か月やそこらで難関大レベルにするのは(苦手な子には)無理。」 と言われたことがある。 2年ある、といってもそれは結果としてであって、  最初から2年間でお願いします、と頼んだわけではなのだから、 内容も行きつ戻りつしているだろうしそりゃやりにくいはずだ。 そこをなんとかしようといろいろ考えてくれたなんて。 超嬉しい・・・。 さすがはキャサリン。   クイーンオブ個別指導。 イケメン先生は続ける。 「おそらく今、自宅ではほとんど英語を勉強しているはずです。」 先生はくるっと、息子の方へ向き直り 「そうでしょ?」  と確認する。 「はい。・・・え、まあそうですね。」 ・・・なんつー月並みな返事しかででこないんだ、息子よ。 自宅では英語が頭に入らず苦戦しているようだけど大丈夫かな・・・。 だって10分15分おきに部屋から出てくることがある。 訳が解らない証拠だと思う。 勉強時間は確かにとっている。 やろうとはしている。 それは認める。 でもそれが勉強しているといえるかどうか・・・。 息子がキャサリン先生のこの努力にちゃんと報いることができているのか とても不安になる・・・。 でもキャサリンは無理なら無理という人だ。 息子というキャラクターを重々承知した上での判断だ。 なにがしかの方策があるのだろう。 とりあえずこのまま黙ってお任せしてみるか。 しかし希望が持てるというのは嬉しいことだ。 お先真っ暗なこの二浪の状況の中、遠い先に小さい光が見えた気がする。 それを頼りに、もうしばらく前だけ向いて歩いていけそうだ。 それにしても単語覚えにすらヒーヒー言ってる息子に なんとか高~い山に登らせようと考えてくれてたなんて。 ちょっと信じられない・・・。 (いったい頂上までの階段をキャサリンはイチローのために何段に分割したんだろ・・・?) でもこれも3月に面談したとき  イケメン先生が私の意向を汲んでくれ キャサリンの英語を二倍にしてくれたからだと思う。 私は改めて先生方に感謝した・・・。 (/ω\)

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