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二浪日記101話化学102話先生からのメール103話得点開示①104話得点開示②

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101話 化学、つまり早稲田をどうするか

3月の半ば過ぎに、面談をしたとき、 化学は夏前、始めるとしても6月ころから、 という話にはなっていた。 でもそれまで化学を何もやらなくていい というわけではないはずだ。 黙って一ヶ月ほど見ていたが、 息子はさっぱりやらない。 やろうとしたことはあるようだが、 さっぱり出来なくて挫折を繰り返しているように見える。 去年、KO薬学の子に 一通り教わっているので、 復習でも何でもできるはずなのに。 友達は苦戦しながらも進めてはいるようだが 息子はそこまでも行ってない。 確かにそこまで出来ない状況で 自力だけでやるのはなかなかしんどいだろうし 効率も悪いので息子と相談して 東○ハイスクールのような DVD授業をみられるサイトへ登録したりもしたのだが、  たった一回か二回見ただけで それすら遅遅として進まない。((o(-゛-;) このまま手をこまねいていて、 間に合わなくなっては困る。 とりあえずイチローには内緒で  イケメン先生に聞いてみよう。 私はイケメン先生に、 「化学をほとんど何もやっていないようですが大丈夫でしょうか?」 とシンプルにメール した。 イケメン先生から届いたメール は質問の答えではなくて 進捗状況と化学について説明したいので 電話 できる時間はありますか? というものだった。 いつもはメールで答えてくるのに珍しい。 次の日の夜、 私はイケメン先生と一ヶ月半ぶりに話した。 そこで聞かされた話は、私にとって結構衝撃だった。 「最近、自宅学習の状況はどうですか?」 「ええ。去年よりはかなりやるようになりました。 TVやパソコンの時間は ほとんどありません。 ただ、内容は・・・」 ほとんど英語ですが、と言おうとしたが、 それを待たずにイケメン先生が話し出す。 「そうですか。実はちょっと前に厳しく言ったんです。 僕の数学の指導中に、 復習に充てる時間が長すぎる。 僕はその先の、発想を広げ  深めていくところを指導したいのに、 なかなかそこへ進めない。確実に復習不足です。」 イケメン先生が、少しかぶせて話すときは どうしても言いたいことがあるときだ。 確かに息子、家で勉強してはいたが、 ほとんど英語で、数学はやっていない。 でも私としては、それでもいいと思っていた。 一浪時に全落ちしたのは 英語が合格点に達していないからだ。 数学はかなり詰めてもらっていて 一応範囲としては終わっているはずだし 新しく教えるところは無い、と聞いている。 そもそも授業を多めに取っているのだから  演習量も解説量もおのずと増える計算なので とりあえずは(あくまでもとりあえずは)いいと思っていたのだ。 イケメン先生は言う 「苦手を全部つぶす、なんてことをしなくても、 みんな運よくどこかに受かっています。 でも、今年イチロー君とマサヒロ君は  苦手を全部つぶしていくつもりです。 そのためには、土台を作ってから 僕の授業を受けて欲しいのです。 去年教えたところについては、 8割くらいは完璧にしてきて欲しい。  本人に言いましたが、 時間を有効に使うことを覚えるべきですね。」 ・・・はー。 数学はそれなりにできるようになっていて、 点が取れないのは演習不足と 計算ミスだと思ってましたが・・・。 Rm受験のときも、力は十分、 計算ミスに注意するだけ、と言ってましたよね。 私が上手く声に出せないでいると、 先生は続けていく。 「まずは数学を安定させて、 MARCHをしっかり押さえることです。 今はまだいいんですよ。 これから二浪生はどんどんどんどん追い込まれて そりゃあ辛くなります。 その追い込まれ方たるや、去年と比べ物に なりません。このままではダメです。」 「・・・あ、あの。 英語だけでなく 数学もやらなくてはならないのは とてもよくわかります。  先生がおっしゃっていただいたからでしょうね、 ここ1週間くらい、数学をやった様子がありました。 ・・・で、先ほど、英語をやっているからと言って 数学をやらなくていいと言うことではない、 とあったようにですね、 他が大変だから化学はやらなくていい、とは・・・」 「数学が安定していない今、 化学を勉強しろとは僕は言えません!」 先生はまたかぶせてきた・・・。 数学をやれと言いたいんだ。 「解りました。数学ですね。」 まあ、全部落ちたってことは あると思っていた数学の実力も 実は不足だったってことだろう。 「二浪生はつぶされないような しっかりとした力をつけなくてはなりません。 ついてきてさえくれれば、絶対その力をつけさせます。 私が持っている、受験ノウハウを すべてつぎ込むつもりです。 そのためには、まずは数学。  視野を広げる授業ができるように しっかり復習してくることです。」 「数学ですね。わかりました。お任せします。」 といって私は電話を切った。 正直、ちょっと話が違う、という感じが残った。 二浪になって息子を指導してみたら 去年教えたところが思ったよりも 安定していなかったのだろう。 (だから言ったでしょ、きれいさっぱり忘れる、そら恐ろしい面のある子だって。) ただ、二浪になった理由の一つに  「Wの数学ができた子をここら辺大学へ行かせたくない」  というのがあった。 私が ここら辺大学でも仕方ないのかな、と  思っていた大学はことごとく 器じゃない と一蹴され、 取りに行くのを止めた経緯がある。 って、ことはだ。 って、ことはよ? Wを目指すってことでしょう? って、ことはだ。 って、ことはよ? 化学を勉強するってことじゃないのかなあ。 それも、Wの化学でしょ。 超難しいに決まっているでしょ。 一年かけたって、間に合わないかもしれないでしょ? やらなくていいのかなあ、って思っただけなんだけど。 そうか。そういうことか もう、化学には手を出さなくていいな・・・。 化学が必要なのは、TK大とWだけだ。 それらの大学には「鼻先人参大学」に なってもらうかもしれないけれど、 取るのは・・・。 先生はあきらめない人だから、 そのうち化学をやろうというかもしれないけど やらないほうがいいかもな。 何とかしなきゃいけない英語だってあるし。 電話をする前と後とでは  私の考えは驚くほど変わっていた。

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