【NY主要3指数は高安まちまち、S&P500が伸び悩む?】
現在、日経平均先物の動向を動画配信でお伝えしています。
米追加経済対策法案(給付額の上乗せ)の期待先行で底堅くも、債券とドル円に波乱の余地が少々 13日のNY株式市場は、近日中に策定される追加経済対策法案の行方に期待先行しやすく、株安の地合いに陥るリスクは小さい。 一方で、ドル円が再び円高進行中、債券市場でも金利が上昇トレンド中、仮に2000ドル支給が決まった際の副作用が警戒されている。 この上ない、強力な景気刺激になるかもしれないが、ドル安が一段と進行するかもしれず、悪い金利上昇を意識せざるを得なくなる。 財政支出の拡大を見込んだドルショートが相当に積み上がっており、その反動がドル高株安につながることも考えられ、すべて好材料を織り込んだツケはいずれ払うことになるだろう。 それでも、しぶとく上昇するトレンドを維持し続ける可能性が高く、日本同様、半導体や電子部品関連の小型株に買いの矛先が向かいそうな雰囲気が強い。 昨日はラッセル指数が1%超える上昇率、東京株式市場は呼応して、JASDAQTOP20の1%超上昇につながった。 したがって、株価上昇に対する債券市場や為替市場からの警告を受けるかもしれないが、クロージングは波乱なく迎えるとみており、S&P500が伸び悩む程度だろう。 経済指標の結果に無反応が続く以上、先が良くなることをどこまで好感し続けるか、チキンレースあるいは本当の大相場に突入しようと試みるものと考えている。 13日の欧米市場・注目イベント、予定(赤は要注目) 米国地区連銀経済報告(14日4:00) (注目企業決算・米国) アルコア(アルミ大手、かつてのダウ工業株採用銘柄) 先物動向 16時13分現在 ダウ工業株指数 +38.00 S&P500 +4.25 ナスダック100 +27.50 WTI 53.69 +0.48 +0.90% ドル円 103.67-67円 225先物 28437円 +291円【225・CFD】16時25分現在