このお話に主に登場するのは、私とビジネスパートナーであるタケルさん、そして龍神様です。本当のような嘘のような不思議な話がいっぱいです。ところどころ脚色していますが、大まかなストーリーは私とタケルさんが実際に体験したことなので、そのまま書いていきますね。 後編が始まります。
前編のあらすじ 龍神様といきなり繋がった私とタケルさんは龍神様から使命と役目を授かり、奮闘していく毎日。しかし、ある日前世での二人の関わりと大きな出来事を聞かされたのです。
【一度目のコンビ解消・自立】
さらに数ヶ月後のある日、これからについてタケルさんと話をしていた時、なぜかタケルさんはコンビを解消したいと言ってきたのです。 龍神様は二人でドラゴンヒーリングをしなさいと言われたのに、なぜ急に辞めたいと言い出したのか私はまったく理解ができませんでした。あとでわかったことですが、それは私に付いていた龍神様から「コンビを解消しなさい。これから先、彼女は一人でも大丈夫な時が来るから、もうお前の支援はいらなくなるだろう」と言われたそうなのです。実はその頃から私は自分の龍神様の存在を遠くに感じるようになっていました。それと同時に私は自分の龍神様とは別のいろんな方に付いていらっしゃる龍神様とお話をすることが増えていったのです。私に付いている龍神様は私とつかず離れずの距離感を保ったまま私を見守ってくださっていました。 幾度となく話をした結果、待ってくださっているお客様のためにも、またコンビを復活させてこれまで通りドラゴンヒーリング(龍つなぎ)を続けることになりました。しかし、龍神様はそのままでは許してくださらなかったのです。 「このまま龍つなぎをするのなら、そなたたちは修業が必要です。各地の滝を巡り、そこにいる龍と話をしてきなさい」 こうして私たちは各地の滝を探してはそこにいらっしゃる龍神様とお話をする日々が始まったのです。一ヶ月ほど経ったある日、龍神様が言われました。 「いつまで修業をしているのだ」 「え?しばらくして来いと言われたので」 「人間界の時間というのはのんびりしているものなのだな」 なるほど、龍神様がいる世界と私たちがいる世界では時間軸が違うのだ。まだ一ヶ月ほどしか経っていないけど、龍神様のしびれは切れたようでした。