有料記事

『21世紀型食糧生産革命』は日本から(中)

4

30人以上が購入

『農業』は往々にして、『土中悪玉菌』を蔓延らせることにつながる

『極左暴力集団とか 極右でもいいんだけど いわゆる 過激派の連中ね 今アメリカで暴れまわっているような あんなやつらを見ていてさ お互い暴れたいだけ 暴れさせて 共倒れになってしまえばいい なんてこと言う人が結構いるわけだよな』 『私なんかもちょっと そんなこと考えたりしますよ どこか 無人島でも貸してやって 殺し合いさせれば 減っていいんじゃないか?みたいな』 『甘いんだよね そういう人は往々にして 暴力ってものを甘く見ている 競争を煽ってしまうと 結局は 一番強くて狡猾で 残忍な奴が生き残って あとで困ったことになる』 『へえー!そうなんですか?』 『そういうもんだよ 平安時代の京都朝廷の公家ども 源氏と平家を争わせ 潰し合いをさせれば なんて思っていた そうこうするうちに 平清盛が現れ やがては 源頼朝が現れ 鎌倉に幕府を開いてしまった』 『なるほどねぇ』 『ヒトラーナチス だってそうだっただろ 最初は 突撃隊 SA が暴れていた それが目に余って ヒトラーは もう一つ・親衛隊 SSを育て上げ 突撃隊 SA を潰させた SS は SAを潰し 国民を安心させたけど SS はさらに 手がつけられないほど残忍だった』 『なるほどなるほど!』 『色んな奴がいて 相互牽制している方が 特定のやつだけが 伸び過ぎる危険を抑えるんだ 同じことは生物の世界 とりわけ微生物の世界でよく見られる』 『あまり清潔にすると 邪魔する奴がいなくなって 悪い細菌やウイルスが ハビコりやすくなったりする』 『これ何の役に立つのかな? みたいなやつが そこそこ居た方がいいと?』 『そういうことなんだな ムギのように例外もあるけどね コムギの場合 (輪作・病害虫を防ぐため 同じ土地で交代で別の作物を作ること) これがかえって悪い結果になる場合も 有益な微生物を定着させるには 数年間コムギを栽培し続けた方がいいんだ 』 『コムギ以外では?』 『そういうことはできるだけやらないほうがいい 手近な例として 耕作を休んでいる土地に クローバーを植えるなんてのがある』 『時々ありますね ヤギとかヒツジはなしたりして』 『放牧に使うでしょ? クローバーは窒素固定をやる植物なので 言ってみれば天然の肥料、日光で作ってくれる 植えておいた後、土地が豊かになる』 『ついているバクテリア それがまた病気を防いでくれると?』 『そういうことになるね よく有機農業と言ってやっていること 例えばコンポスト堆肥を使うとか 単なる肥やしということじゃなく 病原菌を食べる有益微生物の成長を促進する そういう効果が期待できる』 『じゃ確かに役に立つんだ』 『ある程度ね バチルス桿菌・ストレプトミケス(放線菌) シュードモナスに属する特殊な細菌 これが植物の病気を防ぐのに有益なこと それはある程度証明されている だからそこで 出来る範囲であることは無駄じゃない』 『収穫量増えるんですか?』 『ものによってはそれだけでもね 1970年代末 カリフォルニア大バークレー校の ミルトン・シュロス ジャガイモやテンサイ ラディッシュ(二十日大根)の苗に シュードモナス属の細菌を予防的に接種すると 収穫量が3割から100%以上アップ 農薬や除草剤は次々にマカなきゃならないけど これはその後も菌が残るから効果が長持ちする』 『万々歳じゃないですか? モンサントも商売あがったりだ』 『いや今バイエル・モンサント そういうことも研究してるんだよ』 『(trichoderma harzianum) というまあカビみたいなやつがいるんだけど 多くの植物病原菌を攻撃して これに寄生している (菌糸)という 糸くずのようなものを病原体にからみつけ 病原体の吸血鬼みたいなことをする』 『それはすごい!』 『(植物向け抗生物質) みたいなものも作っているらしいんだな トリコデルマが 根っこの周りにいっぱいいると 明らかに農作物に 土壌病原体抵抗力ができる 』 『他にもこういうものありますか?』 『おそらくたくさんあるだろうね 現在、新しい農薬や除草剤を開発する代わり バイエル・モンサントなど こういうものの開発に必死になってるんだ』 『だけど、それは 病気を防ぐことにはなっても 直接植物を育てる力には必ずしも』 『そうなんだよな、例えばさ もう人間は 地上の化学肥料の原材料 ほぼ採り尽くしてしまって 例えば南米の海岸 何百年も 海鳥がうんこをして 白い鳥の糞が1000 M 以上積み重なった 海のカタクチイワシのリン酸が たくさん入った (グアノリン鉱石) これが大量にあったわけだ スペインやポルトガルの コンキスタドーレス 金銀にありつけなくても 土地の貧しいヨーロッパに これをツルハシで削って持って帰るだけで 結構いいカネが稼げたわけだ 海を渡る度胸とやる気 そして体力があれば いくらでもカネが稼げた 後にこれは アメリカの開拓にも使われ 19世紀後半から20世紀前半にかけ どんどん枯渇していった 南太平洋では20世紀終わりまで 盛んに採掘されていた』 『今違うんですか?』 『現在は地下深くから 掘り出したものが多い 海中の生物が作ったものかどうかわからない』 『リン酸鉱石は世界でも少ないでしょ?』 『そう、世界中まんべんなく 出てくるものではない 原産地は相当限られた所 しかもそれが海底で 生物の遺骸が積み重なった結果 できたものかどうかは分からない』 『じゃあどうやって?』 『おそらく外宇宙から来た 隕石や小惑星 調べてみると相当たくさん含まれている 地上に生物が現れ始めた頃 まだ先輩の生物 いないわけだから そういうものを利用していた としか考えようがないだろう?』

レビュー

(4)

まだレビューがありません

その他(ブログ・HP制作)

Amebaでスキルを売り買い

App StoreでREQUをダウンロード
Google Play StoreでREQUをダウンロード