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『21世紀型食糧生産革命』は日本から(上)

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ヒトは『地球の支配種』か?

『地球環境の気候 変えてしまうどころか 大気の組成まで変えてしまう 人間ができることは せいぜい二酸化炭素・炭酸ガス あとメタン フロンガス なんてのもあるけど 環境汚染には違いないけど これまで起きてきたことに比べれば 大したことじゃないんだよね』 『しかし 行き過ぎた人間の活動 地球環境を変えるのはマズイでしょうが?』 『そりゃそう しかし行くところまで行ったら 人間も死んじまうわけで そこで止まるわけでしょ?』 『それじゃあ 自分が作りすぎたアルコールで死んでしまう 酵母菌と同じじゃないですか?』 『酵母菌は 自分たちが破滅するまで 暴走するだけだけど 人間はスピードの調整はある程度 しかし 基本的に変わらん とは言えるね 完全に止めることはできない』 『人間が変えてしまった地球環境 また別の生き物が利用するだろう けれど 人間の活動を放置すると その後の生き物も生きられない ぺんぺん草も生えないような 環境になりかねない 地球環境問題と言うなら 人間のためのみならず そっちまで考えなければいけない 基本他の生き物が 使わないようなものは使わない方がいい いわゆるクリーンな ってなそういうことでしょ? しかし クリーン技術を使ってもだね 他の生き物を殺しまくる・環境を破壊する そういうこともあるんでね』 『クリーンな技術で環境を破壊する?』 『明らかにクリーンな技術だね 昔からいる生物だけど 地上に最初からいたわけじゃない 途中から現れ 環境を劇的に変えてしまった ある意味 破壊的な生物だけど 未来技術として期待されている ところも大なんだ』 『未来技術として期待?』 『そうだ 人類が作り出してしまった最悪物質の一つ (ダイオキシン) これをローコストで というか環境負荷ほとんどゼロで エネルギーをほとんど使わず分解してしまう その可能性がある 彼らがやってきた事を見るとその能力がある』 『 彼らが、 やってきたこと?』 『地球上で石炭が作られなくなった それは 彼らが出現したからなんだ 太古の植物が石炭になったのは 分解できる生物がいなかったから 古代の巨大な植物をね それをモリモリ分解して 地上に再分配する生き物が現れた』 『石炭になる前に分解されちゃう?』 『そういうことだね 貯金箱に入れず 銀行にも入れず ばらして仲間内でつかうようになった そのほとんどは蓄積された太陽エネルギーだから それが再び活動に使われ エネルギーを蓄積する時に使った 酸素 炭酸ガスもだけど 元の場所に戻るようになった 地球の大気中だ 地下には蓄えられなくなったんだ』 『地下に蓄えられなくなった ということはつまり 植物が頑張って蓄えた太陽エネルギー 他の植物や植物以外の生物 幅広く活かして使えるようになったわけで たくさんの生き物が 生きて増えるチャンスができたということ そのチャンスをこしらえたのは 原始的だけどタフな生き物 カビやキノコだ』 『時に 地球上で一番 太陽エネルギーを捕まえ 物質に変えてたくわえる 能力がある生き物は何だい?』 『まあ、目立つところでは 熱帯雨林.ボルネオや アマゾンあたりの 巨大な植物なのかなぁ?』 『そういうことになるね もう一つ 海の中のプランクトン もいるんだけど これはすぐ 陸上に還元されるわけではない この際置いておいて 熱帯雨林じゃなくても どこにでもある樹木 草食動物も 材木をバリバリ食べたりはしない 食べるのもせいぜい シロアリあたりかな?』 『シロアリ木造家屋を食べちゃいますよね』 『いや、シロアリは木を食べることができない』 『でもやられてますよ?』 『シロアリに限らず 材木の硬い部分を消化できる動物はいない それはウシやウマみたいな生き物でも変わらない』 『それならシロアリはなぜ生きてるのかな?』 『バクテリアに 材木を分解してもらっているからだ』 『バクテリア?』 『そう、バクテリアだよ シロアリが自分の消化管で 直接、木を分解するんじゃない 材木を分解できるバクテリアが 一番生きていられるのは 特定の寄生虫の腸内だ』 『寄生虫が?消化している?』 『いや寄生虫も 自分に寄生している バクテリアのおかげで生きているんだ ややこしいけどな』 『まずシロアリが食べる 噛み砕いてくれるわけなのかな?』 『そういうことだね やってくれると、 寄生虫もバクテリアも助かる 寄生虫はシロアリの腹のなかでいきやすく バクテリアは 寄生虫のハラの中で生きやすいんだ シロアリと寄生虫とバクテリア 3方一両得で生きている』 『バクテリアが、材木を?栄養に変える?』 『ここで出てくる(リグニン) 天然のプラスチックみたいな巨大分子だ これを発明したおかげで植物は そびえ立つように巨大な成長ができるように (リグニン)は、植物の硬い部分そのもの 材木が材木でいられるのは(リグニン)のおかげ』 『ちょっと待って! さっき石炭がある時期から作られていないって ひょっとすると(リグニン)消化サレないから?』 『その通りだよ! とてもタフな高分子で 並大抵の酵素では分解できない ややこしいポリマー(高分子)が ランダムかつ、ラジカルカップリングで高度に重合 三次元網目構造を形成した 巨大な生体高分子 その構造は複雑で 作られ方もハッキリとは判っていない』 『何重にも重合している! この化学結合を切る というのは大変ですよね?』 『そう、我々人間の科学をもってしても 実験室でちょっとやるのも大変だろうな 一発で分解 というのはなかなかね 最近日本のメーカーが その技術を開発した 木材を原料に 放っておくと自然に還る プラスチックができる 可能性が出てきた これも大発明なんだけどな 光合成反応 工業的なやり方で置き換えたものが ハーバー・ボッシュ法 その逆をやってる感じな ハーバー-ボッシュ法もそうだけど 人間の技術はパワフルだけど めっちゃエネルギー使うわね 大体が工場の 頑丈な機械の中でさ ものすごい高温で何百気圧とか 高温高圧反応でやるのが普通だ 力づくでやるわけだ ところが生き物は常温常圧でしょ? 音もなく行っちゃう 生体触媒すなわち酵素を使うからだ リグニン分解酵素 発明したやつは別にいたようだ 木材を完食できる 地球上唯一の生物 白色腐朽菌 白色腐朽菌 地球上で唯一の 『木材を完全分 解できる生物』 リグニンを分解するため 「ペルオキシダーゼ」 地球生物が作り出したものの中でも 特大の大発明の一つだよ 担子菌の進化により 発明された こいつらの 遺伝方法はちと違うから それがすぐ水平に伝播した 一子相伝 みたいな形じゃなく 地球上全体にかなり短い間に広まり 地球環境を変えたわけだ そのタフな結合をぶった斬る 化け物みたいな能力を 持った生物の話』 『化け物みたいな能力のある生き物?』 『ひょっとすると世界最大の生物かもね それはアメリカとかじゃなく おそらく青森にいる そんじょそこらの 小さな山よりもずっと巨大 おそらく地上生物が現れて以来ずっと つまり恐竜が出現する以前からずっと 地上最大の生物だった可能性が大きい どこ見回しても これ以上巨大な生き物は 今のところ見当たらない 海の中にもいないね これがまた 例えば腐った木を分解してくれる ドコロの能力じゃないんだな 要するにカビやキノコの仲間なんだけど カビやキノコは、菌糸体と言って ふわふわした綿毛みたいなもの 植物の根に当たるもの 周りに伸ばしていくだろう?』 『きのこも 引っ張るとクモの巣の絡まった 根っこみたいなものが くっついてますよね?』 『ところが その青森のきのこ ふわふわドコロじゃないんだな 閲覧注意ってくらい強烈な (下の写真) 並大抵の植物の根っこよりも 太くてタフ これが植物の根や植物の割れ目 ぐいぐい入ってきて 植物を殺してしまうんだ 生きている木をキノコが殺してしまう 大木そのものより大木の束を丸ごと 森が丸ごと無くなったりする 恐ろしいだろ? 蔓延らせると大変なことになる』

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