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【第二章・・・徐々に明らかにされる事実】10

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《 若きマリの 初パーマ… 》  ピーッ ピーッ ピーッ… という、電子音と共に 多機能プロセッサー・エクセル内部の赤外線ランプが消える。 タイマーセットされていた15分間の パーマ1液加温放置タイムの終了が告げられ、それによってマリ店長の昔話が 一時中断された。  店長の臨場感溢れる語りに、すっかり魅了されていた リカ。 何とも艶っぽい表現の 微に入り、細に入りといったレトロな美容院の思い出話に登場する、パーマや お釜ドライヤーによる カーラーセットの場面。 そんな、女性らしく色っぽい情景が、いかにも目の前に拡がっているかのような錯覚をしてしまうのである。 そして、その語り口によって 自分をここ迄引き付けてしまう、マリの話術に感動すら覚えているようだ。  マリ店長は、テストカールをする為に リカの後ろに立つ。 そして、頭への加温と 魅力的な美容院話との両方で、ボーッとしている彼女に、 「失礼しますね。」  と 声を掛けながら、エクセルのスモーク・フードの被り口を上げつつ、アイボリー色の本体ごと後ろに引くように外す。

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