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中学受験 算数を得意にする方法 下巻

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⑨公開模試の作法

日能研ではこの公開模試の結果というビッグデ-タをもとに6年生になると受験相談を行っています。ですので、このテストの結果によって出る偏差値というものをとても大切にしています。偏差値1の違いに我々は敏感です。しかし、もし少し意識を変えるだけで、偏差値が2~3、または5くらい上がってしまったら、自分の力以上の偏差値が出てしまったらどうでしょうか? 我々も期待しますし、もしかしたらクラスや志望校まで1ランク上がってしまうかもしれません。でも実力がともなっていなかったらお互いに不幸がまっています。 ですので、5年生のうちは、まずは育テをペ-スメ-カ-にして、そのまとめのテストが1か月に1度ある程度に思っていただければと思います。安易にテクニックに走って点取り屋になることはお勧めできません。 5年生の時の偏差値はあくまでも参考程度で志望校合格を占えるものでもありません。範囲が決まっているテストです。まだ全範囲が終了していない算数の偏差値で算数の得意、不得意は判断できません。あくまでの現時点での成績の物差し程度に思っておきましょう。 王道の公開模試対策は、過去1か月の育テの復習です。1か月ですからだいたい2回分の育テです。もちろん全部やり直しはできませんから、あらかじめ育テのテスト直しの際にマ-カ-しておいた問題をやってみるのです。そのためにもテスト直しの際の信号機の色による仕分けは大切だったのです。(テスト直しについては後述します) その上で、気になった問題の類題を本科テキストや栄冠への道で再アタックしてみるのです。こちらも何問もできませんが数問ならできるはずです。また、育テ同様目標点を決めておきましょう。Aクラスならば80点。(全クラス共通の問題なのでAクラスの生徒にとっては育テよりも点は取りにくいです。)Aクラス上位からMクラス下位は100点。Mクラス上位は120点などです。偏差値を目標にする方法もありますが、5年生のうちは、集団はまだばらけていないこともあり、なかなか偏差値が出にくいのでモチベ-ションが上がりにくいのです。6年生の後期ともなると範囲がなくなるのでここから格差が開きます。ここで偏差値が上がると信じて、5年生の段階ではまずは自分と向き合って点数を目標にいきましょう。 公開模試については安易にテクニックに走って点取り屋になるのではなく、1か月に1度の育テのまとめのテストという認識で臨んでほしいとお話しました。そうは言っても「うちはエマ-ジェンシ-、緊急事態です。すぐにでも偏差値をあげたいんです。」というご家庭もあるかもしれません。 「明日までに偏差値を20上げてください。」と言われてもそれは「無理です。」しかし、3くらいならば意識を変えれば上がるかもしれません。 公開模試の算数はフィギュアスケ-トに例えるとわかりやすいです。□1番と□2番はフィギュアのショ-トプログラムのような規定演技と言えます。□1番であれば、四則混合の計算、逆算、そして単位換算などの規定演技をこなしていきます。□2番は一行問題です。いわゆる特殊算(和差算、分配算、つるかめ算など)や平面図形(求積、角度)などの規定演技をこなします。ここはショ-トプログラム同様、短い時間内に正確な演技をしなければなりません。ミスをしたら終わりという世界です。ですから算数が苦手な生徒はまずはショ-トプログラムもとい□1番、2番に力を入れることをお勧めします。 □1番、2番で15問程度ありますから、1問5点とすると75点取れます。実に150点満点の半分です。もちろん□2番にはいわゆる地雷問題も隠れています。正答率10%前後の難問を仕込んでおくのです。それをうまくかわして□1番、2番で高得点を取る方法を書き留めておきます。 □1番は計算問題がメインです。最後の1問に単位換算があることが多いです。計算問題や単位換算の重要性は過去にも話題にしました。計算力はそう簡単にはつくものでないので日々の計算練習を大切にしてください。 それ以外にも気を付ける点がいくつかあります。 ①計算のスペ-ス確保の問題 公開模試の体裁はB5サイズです。ですので、育テよりも空欄のスペ-スは少ないのです。その狭いスペ-スをうまく利用して計算をしていきます。普段字が大きい生徒は計算スペ-スがたりないかもしれません。(1)はペ-ジの上の方のスペ-スに計算をしていって、(5)などのやや複雑な計算スペ-スを確保しておきましょう。計算スペ-スがなくなって消しゴムで消すのは時間のロスですから避けたいところです。 日頃から計算と漢字ノ-トの計算スペ-スにきれいにおさめる練習をすること。シャ-プペンや先のとがった鉛筆で小さくて見やすい字を書く練習をしておきましょう。 ②自分がミスをしやすいケ-スのあぶりだしをしておく。 日々の計算練習や宿題、テスト直しの際に自分のミスしやすい状況をあぶりだしておきましょう。ミスをした際に、★くり下げのミス などのようにコメントを具体的に残しておくのです。自分はくり下げの時にミスをしやすいと自覚して慎重に計算をするのです。くり下げの時の小さい字を見落としがちでしたら少し大きくはっきり書くなど日々改めるのです。このコメントは必ず青ペンで書くなどル-ルを決めておきましょう。ここでも「ジェットストリ-ム(三菱のボ-ルペン)」が役に立つのです。自分は0.5mmも0.7mmも両方持っていますが、0.7mmの方が少し太く字が書けるので気に入っています。 ③ミスは必ずすると謙虚な気持ちになる。 人間ですから必ずミスをします。例えば、引き算が足し算に見えてしまうこともあります。最後のマイナス1を忘れることもあります。ですので、必ず見直しの時間を組み込んでおきましょう。試験終了5分前になったらいったん手を止めてミスのチェックをしていくのです。すべての計算問題の解き直しの時間はないかもしれません。ですから、少し怪しいなという問題だけでも再アタックしておきましょう。□1番の(5)あたりは複雑な計算のことが多いのでもう一度トライしておくことお勧めします。見るだけの見直しではなく、やり直しといった方がいいかもしれません。 ④単位換算の計算は先に答えの単位にそろえておく。 これはミス防止に役に立つのでぜひル-ル化してください。ふだんから計算と漢字のD問題をしっかりやっておきましょう。答えを出してから単位を変えようとすると忘れます。「すぐやる」が鉄則です。 ※算数についても何人かの友人に執筆をお願いした都合上有料記事にさせてください。

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