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断髪小説 断髪×約束

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断髪小説 断髪×約束 今回は大学生の女の子が美容師の彼との約束を守らず髪をバッサリ切られるお話。 いつも優しい彼だけど、髪を切るときはちょっと強引。 どんどんどんどん短くなっていく・・・・恥ずかしくてたまらない女の子。 今回はちょっぴりテイストを変えて ちょっとだけ大人の断髪を・・・ それを了承して読んでいただければと思います。 **********************************

凛(りん)と奏祐(そうすけ)は付き合って1年半になる 高校の同級生だった とはいっても高校の時は付き合ってはおらず、同じクラスだったのもたったの一度だけ ほとんど会話をしたことがなかった。凛は吹奏楽部、奏祐はサッカー部に所属し、それぞれ精を出していた 凛と奏祐が再会したのは高校を卒業して3年後の同窓会 会食形式で凛がオレンジジュースを取ろうとした時、同時に取ろうとした奏祐と手が触れあった 「あ、ごめんなさい。どうぞ」 「あ、いやこちらこそ」 奏祐を見た凛 「あ、今井くんだよね?ずいぶんと雰囲気が変わったね」 奏祐は3年でずいぶんと垢抜けていた 「あぁそうかな。今、美容院で働いてるから色々おしゃれしなきゃいけなくてさ」 「今井くん、美容師になったの!?」 「うん、今はアシスタントだけどね」 「もう働いてるなんてすごいな~。私はまだ大学生だからさ」 高校の時にはほぼ会話をしたことがなかったのに再会して会話が盛り上がる二人 実は二人とも高校生の頃から少し意識をしていたのだ この時にお互いの連絡先を交換し、2人で会うようになってから付き合うこととなった しかしその半年後には、凛は1年間海外へ留学に行き、すぐに遠距離になってしまった 留学をする前に凛と奏祐はある約束をしていた 留学中も毎日のように連絡を取り合う二人 画面越しではあるがテレビ電話で会えるので逆に仲は深まっていったのだ そして留学が終わり、凛が帰国する日 空港で奏祐が待っていてくれた 「奏祐ー!」 「凛!」 お互いハグをした 「長旅疲れただろ?明日は?」 「明日は午前中に学校とかで色々と手続しなくちゃいけないんだけど、午後からはフリー!奏祐は?」 「明日も一日中、仕事だよ。仕事終わったらまた会おうか?」 「うん!」 夜も遅いということで、奏祐は凛を車で家まで送った 久しぶりに会ってもやっぱり奏祐は優しいなと思った 次の日奏祐からメッセージが届いた 「おつかれさま!20時にここにおいで」 地図付きだった その場所は奏祐が働いている美容院 あ、髪切られる。 凛はそう思った 凛が留学に行く前、奏祐とある約束をしていたのだが それは髪を綺麗にお手入れすること もし約束を守れなかったらバッサリ切る、と 学生の凛は美容院に行くお金の余裕もなく、1年間伸ばし放題だった お手入れもほとんどしておらず、凛の髪は鎖骨よりも長いロングになっていた 昨日何も言われなかったから大丈夫かなと思ったけど、やっぱり髪のいたみは気づいてたんだ。 電車を乗り継ぎ、少し重い足取りで奏祐のお店に向かう 凛と会った当初はアシスタントだったが今や指名客がたくさん入る人気スタイリストになった奏祐 実は一度もお店には行ったことがなく、髪も切ってもらったことがなかった お店は2階にあり、見上げると電気がついていた 外階段から上がり、お店に入ると 奏祐は一人で待っていた 「いらっしゃいませ」 奏祐はニッコリ笑って出迎えてくれた 「誰もいないの?もう、お店の人は帰ったの?」 「うん。閉店後、このお店を使わせてもらう許可をとったんだ。 どうぞこっちに座って」 椅子をくるりと回し、凛を手招いた やっぱり。私の髪切るんだ。。 渋々座る凛 二人以外誰もいない夜の美容院 異様な空間が余計に緊張感を漂わす 凛はその雰囲気に耐えられなくなる 「わぁーなんか、奏祐、美容師さんっぽいね。今から美容院ごっこでもするのー?」 「本物の美容師だよ」 落ち着いた声で言う 凛のおちゃらけた言葉に全く動じない奏祐 凛は自分の髪を触りながら言う 「やっぱり髪、いたんでる? あっちの美容院ってチップも必要だし、すごく高いんだよねー。だから1回も行けなかったの」 「・・・」 「奏祐との約束はもちろん覚えてたよ!でも勉強で忙しかったし、難しかったんだよ」 「・・・・・・」 「・・・やっぱり髪切っちゃうの?」 「僕との約束だからね」

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