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“おデブ脳”が備わるまで ~第3話~

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“おデブ脳” ~育成初期~

“それ”は小学4年生から本格的に始まった。 誰にも言えない。 いや、話すことを自ら望んでいなかった。 だから毎日笑顔で学校に行き何事もなかったように笑顔で帰宅した。 裕福な家庭に生まれ、何の不自由も苦労もなく愛され育ってきたアタシにとって生まれて初めて受けた“それ”は苦悩でしかなかった。 明るい部屋。 暖かい陽が差し込みさわやかな風に揺れるカーテン。 周りには家族の笑顔。 そんな部屋からいきなり暗い沼地に置き去りにされ、独りで彷徨っている、そんな感覚に近かった。 それでも家に帰れば当たり前のように明るい部屋があり、家族の笑顔があった。 そして当たり前を装う笑顔のアタシがいたのだ。

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