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今こそ"火事場の馬鹿力"!プロレス界が生き残るために緊急でやるべきこと

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 世界は今、未曾有の危機に晒されている。コロナウイルスの侵食によってその病に倒れる人が続出し、対応策として外出が制限され、人の集まるイベントには制限がかかって集客の伴うビジネスは皆、壊滅の危機に直面しているのだ。野球、サッカー、バスケにアメフト、プロスポーツ界は業界が大きければ大きいほど、そのダメージは計り知れない。とにかく人を集めてはいけないのだから、興行主体のビジネスをしている業界にとっては本当に手の施し用がない。そしてそれは我々の愛するプロレス界においても同じこと、これまでビジネスの柱だった興行が開催できず。主だったチケット収入が得られずに会場のキャンセル料や事務所家賃、そして人件費など、出費ばかりが重なっていく、という最悪の状況となってしまっているのが現状だ。  実際、この日本においてもコロナ患者は日増しに増えていき、とうとう国による非常事態宣言に伴い、東京都、並びに主要府県で不要不急以外の外出自粛要請が強く打ち出され、文字通り危機的状況に陥っている。プロレス界はそれまで団体によっては小会場での強硬開催にも踏み切っていたが、とうとうそれすらも本当にできない状況になってしまった。もはやメジャー、インディーを問わず、生き残るために何をすればいいのか、それぞれが必死に考え、しっかりと行動していかなければ生き残っていけない切迫した局面に陥っているのである。  確かにコロナ病を患った方の数がここまで目に見えて増えてきている以上、もはや病にかかるかかからないは自己責任、などといっていられる状況ではなくなった。だからといって何もせずにただ情勢が変わるのを待っていられるほど、余裕のあるプロレス会社は存在しないだろう。テレワークで何とかなる業種ならばそれでもいいが、そうではない業界はやはりこんな状況でも何かできることを必死に探し、早急にやっていかなければ生き残ってはいけない。本当に厳しい状況に陥っているのだ。  そしてそれはプロレス界に限ったことではない。どんな業界のどんな業種に携わっている人でも同じこと。何事でも上手くいっているときには余計なことなど考えなくてもいいだろうが、ピンチになればなるほど、何か他に自分たちが生き残っていく術がないだろうかと、あらゆる策を考えていかなければならない。"火事場の馬鹿力"という言葉があるように、人には窮地に立ってこそ発揮される能力が秘められている、といわれている。諦めてしまえば何も状況は変わらない。もがいてもがいて、どんなに苦しくても何かすることで初めて、見えてくるものもある、ということだ。  考えてみてほしい、現代はネット社会に伴い、オークションやyoutubeなどが一般化され、個人でも簡単にビジネスを始めやすくなってきている。もちろん、それで生き残っていくのは容易ではないが、ただチャンスは誰にでもある、ということだけは間違いない。しかもネットを駆使すればビジネス相手は日本だけに限らず、世界を相手に商売ができるのである。上手くいけばまさしくグローバルな商いが可能。まさしく可能性は無限大だ。あとは知恵を絞り、学び、それに伴う行動を起こすか起こさないか、その差だけなのである。ビジネスもダイエットも同じこと、成功するための努力をするかしないか、それに尽きるのである。  話を戻そう。そんな最中、各プロレス団体が打ち出してきているのが、会場にお客さんを入れず、行った試合を映像で流す無観衆興行である。ここまで私はスターダムの3/8後楽園大会、NOAHの3/29後楽園大会、そしてWWEのスマックダウン、RAW、そしてレッスルマニアをTVで視聴した。それらを見て思ったのは、まだまだ番組として開発の余地があるな、ということ。特に先に行われたスマックダウンは急遽の対応だったのだろう、WWEらしからぬバックのセットもこれといって何もなく、ただ無観衆の会場でいきなり撮りました、的な急造感が満載だった。しかしその後のRAWになると照明を使った演出効果も用いられるようになり、ついにはレッスルマニアで墓場マッチ、ワイアットの部屋など、スタジオマッチの完成度がドンドン上がってきている。やはり上場している一流企業のWWEならではの底力といえるだろう。

観客ありきの常識を一度捨てるべき その先にこそ、無観衆興行の成功が

 さて、問題なのは我が日本プロレス界だ。日本最大手である新日本でさえも、WWEのように上場企業にはなっていないので、資金力にはどうしたって限界がある。それ以外の団体となればいうまでもなく、それ以下の状況であることは間違いない。そんな中で興行収益のない大会、無観衆興行での試合映像をネットや放送に乗せて収益を稼ぐためにはどんなことをしていけばいいのか、それをここから考えてみたい。  世はまさしくネットブーム。youtuberや転売ヤーなる職業ができるほど、今やネットを駆使したビジネスは誰にとっても当たり前の世界になってきている。例えばこの有料ブログにしてもそうだ。昔なら雑誌社に持ち込んで認められるか、自費出版でもして自分で売り歩くかなどしなければ名もないライターの文章をお金に代える術などは存在しなかった。それが高い印刷代を払わなくても、こうやって形にすることができるようになった。まさしく時代の産物といえる。  またTVにしても同じこと。視聴率の低下が著しいTV業界において、地上波の持つ影響力もかつてと比べてかなり低下してきている。変わってyoutubeを初めとする動画配信アプリや各TV局と提携したネット放送局が浸透するなど、確実にその裾野は広がってきている。つまりかつては限られた団体にしか許されていなかった映像で収益を得るという敷居が、かなり低くなってきていることは確か。それはつまり、どんな小さい団体にもチャンスはある。いかにして話題を集め、いかにして一人でも多くの人に視聴してもらうか、そしてお金をかけずともよりよい番組を作っていくか、それが成せれば、ビジネスとしても成立するのである。  そう考えれば、もはやプロレス団体は興行ありき、という考えを改めなくてはいけない時代になっているのかも知れない。考えてみれば、米マットでは古くからPR用のスタジオマッチは存在していた。実力差のあるカードが組まれ、大物選手が無名の選手を一方的にアッサリと破り、その実力をマジマジとアピールしていく。試合前後のマイクも含め、ビッグマッチに向けての宣伝材料として行う大会、少数の観客を入れて行う場合もあれば、まったくの無観客の場合もある。目的はあくまで興行収入ではなく、宣伝効果、そんな役割を果たすための試合形式である。  そう考えれば、この日本マットにおいても今後、コロナ騒動が収まったとしても、無観衆興行というものを存在させ続けてもいいのかも知れない。そこまで思いきった発想なくして、本当に面白い無観衆興行というものは作っていけないと思う。選手もフロントも、一丸となって"面白い、質のいいプロレス番組を作ろう!"とアレコレ真剣に考えなくては、とてもこの現状を打破していくことはできない。 "本当はお客さんありきだけど、通常の興行ができないから仕方なく無観衆でやろう"という後ろ向きな思いで作っていても、そんな思惑は自然と態度にも出て、見ている側にも伝わってしまう。そんな中途半端さでは、いつ終わるとも分からないこのコロナ騒動の終焉を、無事に迎えることなどできないのではないだろうか!? つまりコロナ騒動が収まったとしても、これまでの興行形式のみに依存する形にすぐに戻るのではなく、独自の無観衆スタジオマッチをビジネスとしてしっかり成り立っていけるように、今、この状態で着実に作り上げていくべき、ということなのである。  となれば、無観衆興行に取り組む姿勢をもう一度0から考え直す必要があるのではないだろうか!? 観客の目と視聴者の目の違いを敏感に察知し、より良い無観衆興行を模索して作り上げていかなければならない。ならばここからは、通常の興行とは違う無観衆興行独自の特徴と可能性を探っていきたい!

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