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昭和 特級 古酒オールドボトル アメリカンウイスキー 127銘柄一覧

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現在ヤフオクでも「なんだ、これ。見たことない。」っていうものが結構あると思います。 ググってもほぼ情報がない。。 そんなオールドボトルたちに光をあてるべく、この記事を立ち上げました。 わたしの経営するバーで入荷したことのあるものは写真付きで紹介してます。(ちょいちょい現行品が混ざってます。すみません。) WALKER'S DELUXE 8y (¥3,500 '84) Illinois WALKER'S DELUXE (¥3,800 '89) Illinois

上記のように名称と当時の簡単な情報、価格を書き並べました。 昭和の終わりであり、特級の終わりでもある1989年までに輸入されたバーボンの総まとめ。 ()内には'89までの最高価格を記載。 絶対ではないですけど、実際当時高級だったものは味も高級です。 また、普及品として出回っていたものにも名品が多数。 オールドボトルラヴァーに捧げる攻略本。 ぜひご活用下さいませ。 個人的な想いで度数高めのものは★マークを付けてます。 【特級】 1953~1989年4月に流通していたすべての蒸留酒に表示させていたもの。 原酒混合率30%以上のものが特級表示であったが、海外産の蒸留酒は法律により、原酒混合率100%が義務であった為、すべてが特級表示だった。 酒税法改正前、日本におけるウイスキー販売には2つの課税が課せられていた。 「従量税」:原酒の量によって税金を定める。 「従価税」:価格によって税金を定める。 言ってしまえば2重課税であり、当時のウイスキー価格が高かった原因の一つだった。 従価税の事例は1980年代中ごろだと150%と220%。諸外国から日本市場開放のための圧力を受けながら度々調整され、1989年の酒税法改正で大きく変わる。 1989年と言えば「平成元年」。なので「特級ウイスキー=昭和」と言っても過言ではない。 【年代】 1926~ ホワイトホース社がスクリューキャップを導入。 1974~ 洋酒輸入自由化により、酒税証紙(JAPAN TAX)を貼らなくなる。 1980~ ウイスキー特級表記がラベルに直接印字されるようになる。     従価税表記は高級価格帯のみになる。     メートル法の普及により容量が3/4リットル750mlへ徐々に移行。     (それ以前はヤードポンド法の1/6ガロン757mlで、760ml表記)     *ガロンは英米で量が異なった為。 1987~ バーコードが普及 1989~ 特級表示がなくなる。 1991~ ブランデーを基準にし、EUが700mlを決定する。(米は750のまま) 【Federal Alcohol Administration Regulations連邦アルコール法(1948年制定)による規定(略)】 ◎Bourbonバーボンウイスキー:原料の51%以上がトウモロコシ。内側を焦がしたオークの新樽で熟成。 ※バーボンのうち、ケンタッキー州で造られ、1年以上熟成されたものはケンタッキーバーボンを名乗れる。 ※バーボンのうち、テネシー州で造られ、Charcoal Mellowingチャコールメローイング製法で造られているものはテネシーウイスキーを名乗れる。 ◎Ryeライウイスキー:原料の51%以上がライ麦。内側を焦がしたオークの新樽で熟成。 ◎Wheatウイートウイスキー:原料の51%以上がウイート(小麦)。内側を焦がしたオークの新樽で熟成。 ◎Cornコーンウイスキー:原料の80%以上がトウモロコシ。(ストレートの場合は古樽か内側を焦がしていない新樽で2年以上熟成。) ◎Maltモルトウイスキー:原料の51%以上がモルト(大麦麦芽) ◎Rye Maltライモルトウイスキー:原料の51%以上がライモルト(ライ麦麦芽) ◎Straightストレートは2年以上熟成させたもの。 例:ケンタッキーストレートバーボンウイスキーはケンタッキー州で2年以上新樽で熟成され、原料の51%以上がトウモロコシであるウイスキー。 ※ライウイスキーやコーンウイスキーはグレーンウイスキーと一線を画している。前者に単式蒸留という定義はないので、160プルーフ以下の蒸留ならびにオークの新樽に125プルーフ以下で樽詰、熟成。この辺りが理由か。

【豆知識】 ◎バーボンの名称:1775~アメリカの独立戦争において、フランスは多大な貢献をもたらした。そのため、ケンタッキー州の一部地域は感謝の意味を込めてフランスBourbonsブルボン王朝から名を取った「バーボン(ブルボンの英語読み)郡」を名乗った。この地域で造られたウイスキーは樽詰めされて商業都市へ船で運ばれたのだが、その際樽にバーボン郡の刻印をしていたため、バーボンウイスキーと呼ばれるようになった。ちなみに現在のバーボン郡には一つの蒸留所も残っていない。 ◎Whiskey Rebellion(Whiskey Insurrection)ウイスキー税反乱:1791初代大統領ジョージ・ワシントンがウイスキーに課税を決めると、暴動へ発展。1794に政府が派遣した軍隊は約13,000人であり、独立戦争に駆り出された約12,000人を上回る。この課税が原因でスコットランドやアイルランドからの移民がケンタッキー州やテネシー州に移り住み、とうもろこしのウイスキーを作るようになる。 ◎バーボンの歴史 1775 ケンタッキー州でトウモロコシ栽培の記録 1776 James E Pepperジェームズ・ペッパーがケンタッキー州Lexingtonレキシントンでウイスキーを造り始める。 1783 Evan Williamsエヴァン・ウィリアムズがケンタッキー州Louisvilleルイヴィルでトウモロコシ原料のウイスキーを製造。 1789 Elijah Craigエライジャ・クレイグがケンタッキー州Georgetownジョージタウンにて今のバーボンの比率に近いウイスキーを造る。「バーボンの祖」 ※蒸留したウイスキーを内側の焼けた樽に入れたまま放置してしまい、数年後に開けてみると赤みがかった芳醇な液体が現れたと伝えられる。 ※エヴァンとエライジャのウイスキーには諸説あり。どちらも祖と呼ばれる。 1820~ バーボンと呼ばれ始める。 1836 J.W.DANTジョセフ・ワシントン・ダントがブランドを立ち上げる。サワーマッシュ方式を発明と言われるが、他の発明者説あり。

◎Jack Daniel'sジャックダニエル 創業者のJasper Newton Jack Danielジャスパー・N・ダニエル(通称ジャック・ダニエル)は、13人兄弟の末っ子として生まれ7歳で蒸留所に働き始め、1859年13歳で運営を任された。アメリカで最初の政府登録蒸留所である(1866年)。音楽の都TENNESSEEテネシー州のLynchburgリンチバーグに本社を置き、仕込み水は蒸留所敷地内の洞窟で湧くCave Springケーヴスプリングを使用。なお、蒸留所のあるMoore Countyムーア郡は現在もdry countyドライカウンティ(アルコール販売禁止郡)となっている。 ダニエルは終生を事業に捧げ、妻を持たなかった。1907年わが子のように可愛がっていた甥のLem Motlowレム・モトローに事業を譲る。が、禁酒法施行により事実上の閉鎖。モトローの死後ブラウン・フォーマンに買収される。ストレートバーボンウイスキーに分類される、テネシーウイスキーである(バーボンと一緒にして欲しくないという意味で「バーボンではない」と主張している)。No.7の由来は7番目のレシピとか7人の愛人がいたとか。

◎Bottled in Bondボトルド・イン・ボンド法:1897。1シーズンに蒸留されたものだけを樽詰めし、4年間熟成させて100プルーフで瓶詰したものをBond Whiskyボンドウイスキーと認めた。粗悪品の流通を防ぎ、人気を博す。今のバーボンにもこのプルーフの名残がある。 ◎禁酒法:1920~1933。第1次世界大戦後。道徳が欲求を抑えるとしてプロテスタントであるPuritanピューリタン(清教徒)により「高貴な実験」と称する全国禁酒法施行。施行当日から平然と無視されたと言われる。結局ウイスキーの消費量は変わらなかったとさえ言われている。密造酒はMoonshineムーンシャイン、密造業者はMoonshinerムーンシャイナーと呼ばれギャングの暗躍を生み治安は悪化した。1929年の大恐慌と、禁酒法廃止を訴え立候補したフランクリン・ルーズベルトの勝利により14年近くにわたった禁酒法は廃止となった。 ◎Al Caponeアル・カポネ  高級ホテルを根城に密造酒製造・販売、売春業、賭博業の犯罪組織を運営し、機関銃を使った抗争で多くの死者を出したことで知られている。頬に傷跡があったことで「スカーフェイス」という通り名があった(本人は嫌っている)。彼は最初シチリア出身ではなかったためマフィア本流には加われなかった。が、1920年代には、実質的に市長ともいえる存在となっていた。密造酒関係の調査を行なったノルウェー移民の子Eliot Nessエリオット・ネス25歳のチームは「Untouchablesアンタッチャブル」と呼ばれ映画にもなっている。大好きな映画です。1931年の脱税裁判(アル32歳)では陪審員をすべて買収。しかしこのことが密告されクック郡の刑務所に入るが所長と職員を買収。豪華な生活を続ける。1932最後の望みだった再審請求が却下されアトランタ刑務所に向かうのだがそこにエリオット・ネスがおり、2人は初めて会い、そして会話をしたのだという。 ここまでが美談。 その後アルカトラズ刑務所へ移動。梅毒が悪化し始める。1936囚人によるストライキがあったがアルは参加しなかった。このことで他の囚人から「妻と子を殺してやる」などの脅しを受ける。すると、アルは独房で毛布を頭からかぶり泣いていたという。この子供じみた行動は梅毒による痴呆症状だそう。アルがアルカトラズで飲んでいたのがテンプルトン・ライであり、彼の独房ナンバーAZ-85がラベルに記載されている。 当時カポネ以外にも悪人はいたが、イタリア系だったことで、アングロサクソンが主流を占めていたワシントンの政治家や検察当局、国税当局から一番の標的にされたのだと推察されています。禁酒法施行自体も、酒造業界を支配していたドイツ系の人たちへの反発があったことは、多くの歴史家が認めるところです。 皮肉にも晩年、ネスはアルコールで身を持ち崩す。カポネが22件の脱税、5,000件のボルステッド法違反で告発された訳だがネスの集めた5000件の証拠は最終的にすべて却下され、罪状に無関係だった。ネスの旺盛な摘発行為は、極秘裏に進められた脱税捜査を気付かれないための囮捜査だったとさえ言われている。2回の離婚と3回の結婚。1942飲酒運転で当て逃げ事件を起こし、その後酒場に入り浸り借金生活。彼の死後残った借金は彼の自伝「アンタッチャブル」の印税から払われた。 ◎WhiskeyとWhisky 「命の水」を意味する「uisge beathaウシュクベーハー(ゲール語)」などから転化したもので、2つの区別は曖昧だった。19世紀末に出版されたダブリンの大手4業者の広報書物「TRUTHS ABOUT WHISKY」の中で、パテント(特許)スチルを使ったスコッチのグレーンウイスキーと一線を画すために、以降アイルランド産は「Whiskey」を用いるとした。その為アイリッシュでは「鍵(Key)のかかる」綴りが主流となった。アメリカではWhiskeyを使う製品が多数派だが、法律用語ではWhiskyが採用されている。なお、Whiskyを使用する主な銘柄はアーリータイムズ、メーカーズマーク、オールドフォレスター、ジョージ・ディッケルなど。 ◎Sweet Mashスイートマッシュ  マッシュ(糖化液・もろみ)に酵母を加える。 ◎Sour Mash サワーマッシュ  マッシュに酵母と前回の蒸留に使ったウォッシュ(発酵液)を25%以上加えるため、複雑な風味を持つ。老舗のタレ的発想。 ◎Mash Billマッシュビル  使用する穀物の比率。 ◎とうもろこし:北米原産と言われる。以下の4種に大別。 Dent Cornデントコーン:ウイスキー原料 Pop Cornポップコーン:名の通りポップコーンの原料 Sweet Cornスイートコーン:食用 Flint cornフリントコーン:家畜飼料 及び 工業用

【2016主な蒸留所と主なブランド】 ◎ジムビーム蒸留所  Jim Beam、Old Grand Dad、Old Crow、Booker's、Baker's、Knob Creek、Basil Hayden’s ◎ヘブンヒル蒸留所  Heaven Hill、Elijah Craig、Evan Williams、Henry McKenna、John Hamilton、Old Fitzgerald、J.W. Dant、J.T.S. Brown ◎ブラウンフォーマン蒸留所  Early Times、Old Forester ◎メーカーズマーク蒸留所  Maker’s Mark ◎ウッドフォードリザーヴ蒸留所POT STILL  Woodford Reserve ◎バッファロートレース蒸留所  Ancient Age、Blanton’s、Buffalo Trace、George T Stagg、Old Rip Van Winkle、Old Taylor、Sazerac Rye、W.L. Weller ◎ワイルドターキー蒸留所  Wild Turkey ◎フォアローゼズ蒸留所  Four Roses ◎バートン蒸留所  Clementine、Kentucky Gentleman、Tom Moore、Very Old Barton ◎ジャックダニエル蒸留所  Gentleman Jack、Jack Daniel’s ◎ジョージディッケル蒸留所  George Dickel ◎ウエストランド蒸留所  Westland

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