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書かなかった芝居喫茶「樹林」での夜話②~花嫁かんざし

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樹林には 大衆演劇関係者以外の職業、生活環境等が異なる近隣の人が集まった 分け隔てなく話を聴いたり、会話したりするマスター そこには 下町らしい話も満ち溢れていた 安い家賃のアパートが近隣に多く在ることで 客の中には生活保護を受けている人たちも・・ 止まり木のように樹林に安らぎを求めて 会話を楽しむために来る人も多かったのでござんす 故人になったが 新劇俳優だった人も 大衆演劇好きな人が集まると言うことで 時々 来ておりやした 同期には テレビで大活躍の俳優も・・ その俳優との交流話を懐かしがったり 羨望、嫉妬心を含めての話も・・ 仕事も入り 生活が安定したところで結婚した しかし 40代になって 透析しなければならない体となり 俳優を続けるばかりでなく 他の仕事をやることも出来ず 子供の親権とマンションを妻に渡して離婚し 今は生活保護に・・ そんな様々な事情を持った人が コーヒーを飲みながら  マスターや他の客との交流がそこに・・ 元々は働いていたが  病気、怪我等で働けなくなり生活保護受給者になることも多く 働いていた頃の様々な話をしながら 「体が丈夫になったら少しでも働きたい」 と耳にすることが多かったでござんす もっとも 現実的には体が回復する人は 殆どいなかったのでござんすが・・・・ ところで 「生活保護受給者」に対して 「怠け者」「ぐうたら」など ネットでの中傷、バッシングが多く見受けられるでござんす 生活保護受給者を「クズ!」と堂々とネットで言い放ちやがった 「生活保護申請随行ボランティア」の経験者が・・ 具体的な「不正受給者」と考えられるような例を 得意げに語っていたでござんす 「不正受給者叩き」をしたいのでござんしょうが 一部の不正受給者への批判の声が 生活保護受給者全体への 誹謗中傷、バッシングに繋がっているんじゃねぇだろうか と 懸念を持っている あっし このようなバッシングによって 真に生活保護受給を必要とする大勢の人が 申請するのに躊躇している現実を見過ごす訳にはめーらねぇ(# ゚Д゚) 不正受給者は全体の2%未満と言われ 98%以上は真に援助を必要としている人であり また真に必要としている人が申請もせずに 受給していない現状もあるのでござんす さらに  何も仕事をしないで受給していることを「恥ずかしい」と考え 少しでも働きたい と考える生活保護受給者も多いのを 樹林で見聞きしているあっしには 単純に「ぐうたら」「クズ」「カス」と決めつけるような御方には 怒りすら覚えるのでござんす(# ゚Д゚) 「生活保護申請随行ボランティア」であれ ケースワーカーであれ 生活保護を求める人の相談に乗り 自立を支援する役目の筈なんじゃが 逆に 一部の人を例にとり 生活保護受給者全体が「ぐうたら」「クズ」「カス」と呼んで そうであるように印象付けるのは 如何なものでござんしょうか? 【小田原ジャンパー事件】 2007年 小田原市で生活保護を打ち切られた男が怒り、カッターナイフで市職員を切り付けた それが起こって以降、福祉担当の職員が自腹でジャンパーを作成し、 それを着て生活保護関係の業務を行っていた 生活保護受給者の訪問でも、それを着用していた そのジャンパーには「HOGO NAMENNA」(保護なめんな)とローマ字で書かれていた 背面には(S)生活、(H)保護、(A)悪、(T)撲滅チームの頭文字をとり「SHAT TEAM HOGO」と書かれていた さらに その下には英文が・・ ”WE DARE TO SAY,THEY ARE DREGS” 「敢えて言おう。奴らは『カス』である」 この事件は2017年発覚した これまで書いたことを 頭に入れても 入れなくても 構いやせんが こんな大衆芝居の様な 生活保護受給者の実話もあることを 知って欲しいでござんす

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