A首相の見た現実

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『 調達困難だって? それは君一体どういうことだね?』 『 もちろん 我が国ほどの外貨準備があれば 当面の間はできるかもしれません しかし継続的には分かりません そもそも我が国に対し 安定的かつ継続的に 供給できる供給元 それ自体がございません 』 『 中南米はどうなんだ チリもペルーも 海岸線に そういう鉱石があると ずっと聞いてきたが?』 『 スペインやポルトガルの コンキスタドーレスが 征服して以来 ずっと ですからね 枯渇していますよ ほぼ掘り尽くされてしまっています 特に19世紀のアメリカ開拓と ドイツを中心とした 西ヨーロッパの発展に伴い 猛烈な勢いで採掘され めぼしいところはほとんど』 『 戦前にはリン成金が あちこちにいただろう?』 『 日本は形式的に ドイツの敵として ドイツが占領していた 南太平洋の島々を占領しました 特にミクロネシア ポナペ周辺に多かったようですね しかしもはやありません』 『 大東島に リン鉱石 はなかったか?』 『 かつてはありましたが 昭和40年代に 枯渇しております 1980年代以降は日本国内 産出可能な鉱山はありません』 『 それでは 大至急 外貨準備を削ってでも 食料危機が起きても大丈夫なよう』 『 仰せの通りにと 申し上げたいところではございますが すでに中国とインドが力をつけ 財力を蓄え 外貨準備にもの言わせ 世界各地で爆買いしております 売るほうも売り手市場 強気です 足元見られるのがオチだと』 『 足元見られるのがオチ?』 『 残念ながらそうとしか 申し上げようが ございません 今のままでは我々も セリ に参加せざるを得ず そこでせり上げられて 高いものをかつかまされることに しかもその価格は今後も 安定することはありません 爆買いを我々が行っても 上得意になることはできないんです かつての総合商社流のビジネスは 21世紀の現在 通用しません それに この業界には (資源メジャー)と言う 手強い敵がおりまして 途方もない金を 右から左へ 世界をまたにかけて動かしている 資源そのものを 押さえた上 その相場で アービトラージ サヤ取りやって儲けているんです 全世界的にこれを 規制する方法がない以上 彼らの言い値で買わざるを得ない 相手が国家であれば gatt 提訴という手もあるんですが 多国籍企業です どうしようもありません』 『 リン酸化合物の二大産地は 中国とアメリカか?』 『 くわうるにモロッコと南アフリカです』 『 そちらからはダメなのか?』 『 モロッコはフランスの縄張り 南アフリカは大英帝国連邦です それに BHP ビリトンのような 資源鉱石メジャーのほとんどは 籍の半分をオセアニアに置いている イギリス系企業です』 『 今更日英同盟のよしみで』 『 不可能ではありません しかし彼らも血みどろの 喧嘩をやっておりまして 例えば2008年 ブラジルのリオティント 買収劇では 当時 Microsoft が Yahoo を 買収するしないで 5兆円でしたか ? 大型買収劇と言われていたけれど BHP ビリトン vs ヴァーレ みたいな Rio Tinto 買収劇 飛び交った金額が15兆円です 桁が違います

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