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二浪日記 どこで落ちこぼれたのか 50話~53話(高校3年 〇進からユリウ〇へ)

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どこで落ちこぼれたのか は イチローの二浪時代に私が書いた 振り返り日記です。 話がときどき前後しますが よろしくお願いいたします。 書いてあることはすべて事実ですが、 あくまでも当時のことですので、 今とは異なることもございます。 そういったこのブログの特性をよ くご理解の上、 お読みいただければと思います。 さて今回は 50話 何とかユリウ〇のお試し授業に連れて行く 51話 ユリウ〇での体験授業 52話 偏差値30なんてことはないはずです 53話 受験と期末テストと関東大会 をお届けします。 50話 は無料公開です。

50話 なんとかユリウ〇のお試し授業に連れて行く

副室長と話をして ユリウ〇では、私が理想とする 過去問対策ができることがわかり、 とにかく一度イチローを 塾へ連れていき、 体験させてもらうことになった。 でもイチローは 中3の時に行った、 近所の個別指導での失態が すっかりトラウマとなっており、 それ以来 「個別指導は意味がないから嫌だ。」 と言い続けていた。 そんなイチローがどうやったら 体験してみる気になるかなぁと。 私はあれこれ考えた。 イチローに伝えるべき要点を整理してみると 1、過去問対策が〇進ではできないこと。 2、マサヒロが数回の指導で成績を上げたような、いい先生にめぐりあえるかもしれないこと。 3、お試しに行ってもし嫌だと思ったら2度と行かなくていいこと。 この3つだ。 イチローは基本、素直な子なのだが、 この夏にあった AO受験ができなかったことで、 周りの大人の意見を聞かなくなっていた。 大人の言うことを聞いて、 不本意なのを我慢して準備したにもかかわらず あんなことになれば無理もない。 今は聞く耳がないのはわかっていたけれど、 マサヒロの成功で個別指導をあきらめきれない私は 〇進で一人で頑張ると言っているイチローに 前述の3つの要点を話して 試してみる気持ちになることを 祈っていた。 あのころのイチローは 私にそんなに反抗的な態度はとっていなかったものの 「腹減った。」 「飯なに?」 「肉、食いたい。」 の3語くらいしか話さなかった。 どんなふうに使うのかというと 「〇進どう?ちゃんと進んでいる?」 「腹減った。」 「DVD見てもわからなければ、電話で先生に質問することもできるんだからね。」 「飯なに?」 「今お昼ご飯食べたところでしょ?」 「夕飯なに?」 「・・・鯖かさんまかな。DHAがあるから。で、〇進だけどさ、」 「肉、食いたい。」 「・・・わかった。夕飯は肉にするね。ところで過去問だけどさ・・・」 「腹減った。」 と言うように使う。 もうね、その気になればエンドレス。 不思議なくらい、 その3語だけで会話ができてしまう。 そうなることがわかっていたので、 私は話す前にどどーんと これでもかってくらいの大きさの ステーキを焼いた。 それもいつもよりちょっといい肉だ。 それをイチローの前にどんっとおいて しっかりと食べさせる。 食べている途中で 「お母さんのも食べる~?」 と言って 更に3切れくらいイチローの皿に入れてやる。 そしてがっつり食べさせて 「腹減った。」 「飯なに?」 「肉食いたい。」 の3語をきっちりとふさいでから 私はゆっくりと話始めた。 「そろそろ過去問に着手しないとならない時期だけど、 過去問を解いて、もしわからない問題があったら、 自分で解答を見たり、参考書で調べて、ちゃんと理解できるの?」 「・・・無理・・・かもしれない。」 「考えたけど解らなかった問題だからてこずるわよね。 頑張ればできるかもしれないけど、 時間がかかって効率が悪いと思うの。 学校の先生に聞いてこれるならいいけど・・・。」 「それは嫌。絶対に嫌。」 「だったらやっぱり、わからない問題を教えてくれる人が必要だと思うのよ。〇進にはそんなチューターいないし、たまにいてもあてにはできないし、聞けても一題とかでしょう?」 イチローは面白くなさそうな態度だけど、それはそうだね、と納得しているようにも見えた。 「マサヒロがさ、教えるのが上手な先生と巡り会って、成績を上げたのは知っているでしょ?」 「まあね。」 「お母さんは同じ塾に行って欲しいけど・・・」 「ヤダ、無理、遠い。」 「遠くて無理だというのなら、ウチの近所にも、もしかするといるかもしれないから探してみたいと思う。」 「個別指導は嫌だって。無駄だから。昔行ってみたじゃない。」 「前の個別指導はだめだったね。本当に。 でもあれはMARCH文系の大学生に数学を習ったから、 と言うのもあると思うんだ。 数学はやっぱり理系の学生じゃなきゃ無理なんだよ。 マサヒロの先生は東大の理系の博士課程の人らしいから、 そういう理系の高学歴の人をお願いすれば違うと思うの。 東大の家庭教師でもいいんだけど・・・。」 「家に先生が来るのは嫌だ。やるなら外で教わりたい。」 「じゃあやっぱり個別指導になるよね。N能研系のユリウ〇って知ってるでしょ。そこに電話して聞いてみたら、TK大の大学生がいて、指導もうまいらしいの。」 「えー。」 「一度体験してみて。どうせ無料だし。ダメなら止めたらいいし。 試してみないとわからないじゃない。」 「ヤダ。時間がない。時間がもったいない。」 「過去問解いててわからなくて、何時間もただ考えて、結局わからないってのも時間がもったいないじゃない。」 「・・・。」 「お試しだけでいい。嫌なら二度と行かなくていい。」 イチローは 付属大の併願推薦(セイフティーネット)が取れなかったという負い目もあり、しぶしぶお試しに行くのを承諾した。 でも、どうせ行っても無駄だよ。 個別指導なんて受けてもわかるようにはならないよ。 というのが顔に書いてある。 まあいい。 とにかく体験してみよう。

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