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二浪日記(どこで落ちこぼれたのか 20話~24話)

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20話 学年主任の本当の狙い(無料公開) 21話 〇進の受験勉強と高2のイチロー 22話 学校の受験勉強と高2のイチロー 23話 文系なら新聞記者。理系なら何を目指すのか。 24話 世にも恐ろしい〇〇現象

20話 学年主任の本当の狙い

中高一貫進学校が学校が 大学受験に向けて切った口火について もう少し書いてみようと思う。 私は部活や役員の先輩母たちに 顔を合わせば質問をして いろんな話を聞いていた。 成績が悪いんだけどどうしたらいいか、とか いつ頃から何をすればいいのか、とか。 本当にいろんな先輩母たちに聞いたけど みんな面白いように声をそろえて 「大丈夫。高2になったら学校がその気にさせてくれるから!」 「だからそれまでは、遊びな!部活しな!」 「メリハリがついた方がいいから高2までは下手に始めない方がいいよ。」 などと言う。 その、高2になったらその気にさせる、が、 あの、 「部活などやっている場合ではない!」 ってやつなんだろうか。 でも、去年までの先輩たちは 高2になったって部活を辞めたりなんかしていなかったし 入学前の学校説明会でも言われたことはなかった。 入学後のカリキュラムの説明などでも 一度たりともそんなニュアンスの話はなかったのに。 「部活などやっている場合ではない!」と吠えたのは 高2の学年主任で、それは進路説明会でのことだった。 中高一貫校は 中学と高校という分け方ではなく、 前期 中期 後期 に分けて指導されることがよくある。 高2高3は、 この中高一貫校では後期と称され いよいよ受験期に突入するってわけだった。 それに合わせてか 学年主任もベテランとなり、 私にとっては初めましての先生だ。 進路説明会は 生徒は午前中  保護者は午後、という時間帯で 同日同内容で行われた。 つまり、 親子ならべてではないけど 親も子も同じ日に同じ説明をうけ 一緒に口火を切られたのだ。 まず予備校から招かれた講師が 現在の受験の仕組みについて パワポを使って説明する。 そのあと、 進路指導主任の話 学年主任の話と続くが ここで吠えたのだ。 学年主任は保護者を前にして 「部活などやっている場合ではない!他の中高一貫校では高1で部活を終了し、受験勉強に入るところが多い。 そういう生徒達と、高3の2月に同じ土俵で勝負しなくてはならなくなる以上、こちらも同じ時期からスタートしなくては勝ち目はないのです。 ということを今日生徒たちに話しました。」 と説明を始めた。 高2は部活ができない・・・? 我が子に学校から受験勉強を促して欲しいと思う保護者は多かったけど 思いもよらぬその内容に、 母たちは驚き、 会場はざわざわとどよめきだった。 そして隣や前後で 声を潜めながらも 「・・・え?部活を辞めないといけないの?一年間しかやらないで?」 「聞いてないよね?」 「試合とかどうするの、一年生だけでさ。」 と、説明会の最中だけど 一言二言、我慢できずに発してしまっていた。 ・・・結論から言うと、 このセリフは、 学校の意向というよりは、 学年主任の暴走だった。 そして後々物議を醸し出すことになる。 でも学年主任は確信犯で、 摩擦を覚悟で必要性を述べたらしい。 まあ、なんていうか、過激な発言の数々は 寝た子を起こす いわば目覚ましなのだった。 ちょっと前にも書いた、 「全員受験!推薦は取るな。」もそうだ。 高校受験のない中高一貫生はしばらく中だるみの時期にいる。 その、たるんだ、寝ぼけた奴らを叩き起こすためには 音の大きな目覚ましが必要なのだ。 だって 思春期反抗期の男子200数十名を前に 「さあ皆さん。ではそろそろ勉強を始めましょう!」 なんていったって、そりゃ~誰も聞きやしないよね。 だから 少々物議を醸しだしたとしても、 過激なセリフを吐くことで 何人かでも目を覚ませばしめたものなのだ。 その何人かが、また、何人かを起こす。 そしてその何人かが・・・。 受験は団体戦 と言われている。 学校はそれを目指している。 「あ、遊んでたアイツがやり始めた。やべぇ・・・。」 が欲しいのだった。

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