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あるひきこもりライターの独白③ひきこもり生活をやめるのに役立ったこと

厚生労働省による「ひきこもり」の定義は、次の通りだ。 ”仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態”

私は、自宅でできる仕事をしていて、この定義による「ひきこもり」からは外れていた。でも、「外れていたから問題がなかった」のではないと、今は思っている。 その大きな理由は、自宅でできる仕事を選んだ動機に「ひきこもり生活を正当化したい」ということが含まれていたからだ。 もし、私が心から「この仕事がしたい」という喜びや希望をもち、「そのためには他の選択肢を諦めてでも、自宅にこもって執筆活動をするのだ」という決断を主体的に下していたなら、私の仕事や人生がもっと違ったものになっていたかもしれない。 「ひきこもり生活って、やっぱり、やめたほうがいいのかな?」など葛藤することもなかっただろう。 私個人の事情はここまでにして、私がひきこもり生活を抜け出すために役立ったことと、そうでないことを、あくまで私の独断で紹介する。

【記号の意味】 ◎大いに役立った、〇役立った、△どちらとも言えない、×役に立たなかった

△自宅でできる仕事

自分の力でお金を稼ぐことができると、自信が生まれる。 そして、仕事の関係者とは、打合せや取材などがあっても「短時間だけうまくやればいい」と考えると、割り切って接することができる。親類や友人など、常にうまくやらなければならない相手より、気が楽かもしれない。 仕事をできないでいる状態に比べたら、ひきこもったままでも、仕事ができるに越したことはない。 ただ「仕事があるから」を言い訳にして、ますますひきこもってしまう可能性もある。

△資格取得

あくまでも「ひきこもり生活をやめるのに役立つかどうか」という観点に絞ってのことだが、資格の種類をかなり吟味しないといけない。 できれば取得後にすぐ現場で使えるもの(簿記検定など)や、実地研修などがあるものを選んだほうが、仕事を始めるとき、自信を持って臨むことができるだろう。

◎まったく事情を知らない人からの遊びの誘い

私自身の経験だが、闘病中などの事情を全く知らない友人から、「クラシックやフュージョンなどを取り上げる音楽関係のライブを企画したから、来てください」というお誘いをいただいた。このことは、ひきこもりをやめるきっかけになった。友人は事情を知らないからこそ、気軽に誘ってくれたのかもしれない。 ただし、外に出る「きっかけ」に一度は救われたなら、その後は外に出続けられる力を自分でつけなければならない。

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